2014/10/24  介護予防教室で健康のために声を出して読む音読活動をしました。

  介護予防教室では、最初にストレッチ体操、呼吸法、舌の体操、発声練習をした後、徐々に声を出すことに慣れていただくために、俳句や短歌など短い文章を全員で声に出して読みます。

  次に、詩を用いて、身体を使ってリズムを刻みながら読みます。2つのグループに分かれて、交互に読みます。呼びかけ合うように読むのがコツです。そして徐々に、グループを細かく分けていきます。


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石川啄木

 

ふるさとの 山に向かいて 言うことなし ふるさとの山は ありがたきかな

 

ふるさとの 空遠みかも 高き屋に ひとりのぼりて 愁いて下る     

 

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木曾節

 

木曾の御嶽山

夏でも寒い

袷貸したや

足袋そえて

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今日は、今年没後50周年になる佐藤春夫の「海辺の恋」を輪読しました。

タマゴマラカスなど、小物の打楽器をもちいてリズムを刻みながら、ずらして読んでいきます。

 

他の人の声を聞きながら自分の声を発する活動は、集中力を養い脳の活性化にもつながると思います。


 4拍子に気付き、「浜辺の歌で歌えるわよ。」と嬉しそうに、替え歌にして歌ってくだる方がいました。

最後に「楽しかったわ」と言ってくださった方もいらして、私も嬉しくなりました。

 

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海辺の恋          佐藤春夫


こぼれ松葉をかきあつめ

をとめのごとき君なりき、

こぼれ松葉に火をはなち

わらべのごときわれなりき。


わらべとをとめよりそひぬ

ただたまゆらの火をかこみ、

うれしくふたり手をとりぬ

かひなきことをただ夢み、


入り日のなかに立つけぶり

ありやなしやとただほのか

海べのこひのはかなさは

こぼれ松葉の火なりけむ。

 

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